2007.10.01

ツアーの思い出 London Savile Row

Img_2129BCJロンドン・プロムス公演(2007/08/07)に先立って、テーラーメイドスーツのメッカ、 サヴィル・ロウ Savile Row 1番地に聳え立つ英国王室御用達の仕立屋、ギーヴス&ホークス Gieves & Hawkes を訪れました。

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もとはと言えば、僕のスーツを仕立ててくださっているテーラー、有田一成さんがロンドン修行時代にいらっしゃったお店です。
現在有田さんが青山骨董通りに構える「Tailor & Cutter by Kazunari Arita」にも、ギーブス&ホークスのお墨付きが壁に掛かっています。

この日はたまたま現在の社長 ロバート・ギーヴ Robert Gieve さんがお店に来ているとのことで、音楽について、ギーヴ氏の生い立ちや修行時代の思い出についてなど、豊かなお話をすることができました。

有田さんと3人で記念撮影。ギーヴ社長、黄色いタイとチーフがかっこいいですね。
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無数の生地見本が床から天井まで埋め尽くすショップでひとしきり歓談した後は、地下にある縫製現場を見せてくださいました。

まずこちらがカッティング部門。顧客一人ひとりに合わせた型紙通りに生地が裁断されます。
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そして反対側にはテイラリングのセクション。10人ほどの職人さんが、生地を縫製していきます。当たり前ながら全て手作業。

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たまたま昼食休憩でしたので、ここでもいろいろお話をきくことができました。
作業はわりと分業化しているそうで、手前に50年以上も勤めているというジャケットの背中専門の職人中の職人さんがいるかと思えば、右奥ではトラウザース専門の若い職人さんがいる、といった具合です。
自分の仕事に対する120%の自信と、それに好対照をなす暖かい人がらが皆さん魅力的でした。

アイロン一つにも、この気合いの入った手つき!
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有田さんも古巣に戻って、つかの間の休息を楽しんでいらっしゃる様子で、その後のロイヤル・アルバート・ホール Royal Albert Hall での演奏会にもいらっしゃて、大変喜んでくださいました!

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ロンドン・プチ写真集はこちら↓

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2007.10.01 10:54 旅行 | | コメント (1) | トラックバック (0)

2007.08.16

ツアーの思い出 Schwaebisch Gmuend

BCJのマタイ受難曲ツアー、最初の演奏会はWELEDA発祥の地、Schwaebisch Gmuendでした。

荘厳なミュンスターとそれを守るガーゴイル、重々しい扉。

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会場の長い響きに助けられて、美しい演奏会でした。

2007.08.16 08:30 バッハ, 教会・礼拝, 旅行, 演奏会 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.06.26

BCJ、トッパン、ヴィンサント、博多!

みなさま、こんにちは。ご無沙汰しております。

なかなか文字を書く時間が取れませんので、今回は写真でごまかします。。。

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まずは今月頭のBCJ(バッハ・コレギウム・ジャパン)のレコーディング風景。
史上最多の4本のマイクロフォンをつけられたチェンバロ!!!!

これら全部を使うのかというともちろんそんなわけはありません。全体のサウンドは中心のメイン・マイクが拾っていますから、これはあくまで補助用のマイクです。
エンジニアのマティアス君いわく、4箇所のうちどれが一番よいか実験してみたそうです。その結果たしか右から2本目になったとか。BCJのカンタータ40巻が出た暁にはぜひ通奏低音のチェンバロも聴いてみてください!

*****

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6月19日にはトッパンホールのランチタイムコンサートに出演しました。写真は前日リハーサルで右腕のフォームをチェックしているところ!?

このトッパンホール ランチタイムコンサートはもう長いこと続いている有名な演奏会です。
30分間、自分を表現するプログラムを自由に弾いてよいというとても有難い企画ですので、今回は大変なわがままを言って2台のチェンバロを使わせていただくことにしました。

お題は「トッカータの宇宙」 。
フレスコバルディ、フローベルガー、ロッシのトッカータを右のイタリアンチェンバロで、バッハのトッカータ ニ長調とト長調を左のフレンチチェンバロで演奏しました。

先日25日のレオンハルト氏による素晴らしい演奏会のときにも思いましたが、トッパンホールは本当にチェンバロの響きが美しいですね!また弾けたらいいな、と心から思います。

たくさんのお客様にご来場いただきありがとうございました!

*****

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トッパンホールのリサイタルが終わるか終わらないかのうちに始まったアンサンブル・ヴィンサントのリハーサル会場は、目白通りに面した洋服店さんのスペースをお借りしていました。ご覧のように道路から丸見えです!

ヴィンサントは名曲コンサートと迷曲コンサート(知られざるドレスデンの作曲家たち)の2回分ですので、リハーサルも過密スケジュール。自ずと熱が入ります。

*****

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ヴィンサントの充実した2つの演奏会の翌日は福岡で本番でした。
写真は九州交響楽団所有の堀さんのチェンバロを調律する中村さん。

オーボエの小畑善昭先生、工藤亜紀子さん、ファゴットの工藤淳子さん、コントラバスの吉浦勝喜さんと、ヘンデル、ヴィヴァルディ、ゼレンカのトリオソナタを演奏しました。
ゼレンカのトリオは、なんとヴィンサントと同じ曲。ゼレンカのトリオが一週間のうちに2回演奏されるとは日本もすごいところです。

またケルターボーンというバーゼル生まれの作曲家が1960年に書いたオーボエとチェンバロのためのソナチネを小畑先生と演奏しました。楽しかった!!

*****

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翌日、福岡で「NINAGAWA 十二夜」の再演に出演していた作曲の笠松泰洋さんと、博多座の楽屋で再会!

久しぶりに訪れた歌舞伎の世界はやはり魅力的でした。
東京・歌舞伎座の舞台でチェンバロを弾いたのはもう2年前なのに、狂言作者さんが名前を覚えていてくださって感激!床山さんや左大臣さんにもご挨拶しました。

「NINAGAWA 十二夜」は来月、歌舞伎座で再演があります。みなさまぜひ一度はご覧下さい(僕は残念ながら出ませんが・・・)。

↓笠松さんが柳川をご馳走してくださいました!おいしい!!

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2007.06.26 19:34 バッハ, 料理, 旅行, 演奏会, 現代音楽 | | コメント (3) | トラックバック (0)

2007.06.03

帰ってきました!

とうとう日本です。

いい天気ですね!コートを着てきてしまったので暑いです。。。

成田空港でもiPass(インターネット接続)が使えるとは素晴らしい!

とりあえず最初のイヴェントは明後日からのBCJプロジェクトとフーガの技法の復元演奏です!

あ、あと免許の更新をしなくちゃいけないのと、秋葉原でEDIROLをついに買おうかと思っています。使っている人はいませんか!?

ではまた!

2007.06.03 05:46 旅行 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.06.02

スイスに行ってきました!!

日本への帰国を前にして、3日間だけスイスに滞在しました。

スイスの玄関口、バーゼルにはオランダからなんと直行のICEがあるのです。6時間汽車にゆられ、清潔そのもののバーゼルSBB駅に到着。

短い間でしたが、友人にたくさん出会えたことはすばらしい幸運でした。それもバーゼル、チューリヒ、イタリア(!?)、フライブルク、ベルン、そして僕はオランダからやってきて、まるでバーゼル国際会議のよう!

また二日間ベルンに赴いて、バス歌手のドミニク・ヴェルナーと7月のセッションにむけて濃密な合わせができたのも大きな収穫でした。シューベルトのバスのための歌曲集や、ブラームスのマゲローネを中心に、ヴォルフやシュレーカーなどたくさんの音楽をレパートリーにすることができました。

スイスという国も初めてゆっくり滞在しましたが、清潔できっちりしていて時間通りで、そしてお金持ちですごいですね!ちょっと日本に近いところがあるなあと思いました。
それにしても彼らの「安全」に対する執着は凄いですね。堅実さがそのまま町になったような感じです。

そして今朝はバーゼルを朝5時に出て、バス→ICE→連絡バスと乗り継ぎ、フランクフルト空港からオランダに来ました。これからKLM便に乗って帰ります。

日本のみなさん、1ヶ月おりますのでぜひお会いしましょう!

それでは今日はこのへんで。。。

2007.06.02 14:17 旅行 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2006.08.14

帰国しました!

みなさま、こんにちは。

本日、オランダから一時帰国しました!
様々な都合で、関空回りでしたので時間がかかりましたが、関空での空き時間では久しぶりのおそばも食べられて幸せのひと時。

神戸空港まではフェリーで海上を走ることもでき、楽しい旅でした。ま新しい神戸空港からはスカイマーク便です。

というわけで、ヨーロッパからの移動なのに羽田着でした!
ちょうどお盆で人も多かったので、神戸や大阪への帰省から帰ってきたような、妙な感覚です。
オランダ土産より、大阪土産のほうが多いかも。。。

そのせいで、時差ぼけもあまり無さそうな予感です。

***

さて、これからですが、まずは31日のリサイタル、9月7日のジェネシスへ向けての準備です!

ジェネシス、今回はさらに力を入れています!!

クラシック音楽の様々なジャンルを自在にクロスオーバーするアンサンブル・ジェネシスのライヴは、今までクラシックの演奏会に来たことのない方にも、きっと楽しんでいただけるものです!

ぜひお誘い合わせの上、9月7日(木)ハクジュホールでお会いできましたら幸いです。

今回のテーマは「」!!この暑い日本に帰って来て、ますますやる気が沸いてきます!

ヴィヴァルディとピアソラも「夏」は、イタリア、アルゼンチンのラテン系エネルギーに満ちた傑作中の傑作です。それぞれの「アツいアツい」夏を、ジェネシスのアンサンブルがどういう音にするか、ご期待ください!

また今回はオランダ在住メキシコ人の友人にも協力してもらい、常夏の国メキシコ直輸入の歌曲も入ることになりました。

ベルリオーズの歌曲「夏の夜」と同じく、ソプラノ、松井亜希さんが歌います。彼女の清涼な美声は、ひと時暑さを忘れさせてくれることでしょう!

どうぞお楽しみに!!

2006.08.14 18:17 旅行 | | コメント (1) | トラックバック (0)

2006.05.31

EUツアー19日目~21日目

ツアーの最後はロンドン。

《5月29日》 移動→ロンドン

バスで4時間、フランクフルトへ。さらにルフトハンザ機で1時間半、ついに最終公演の地、ロンドンに着いた。

夜はウェスト・エンドのクィーン座にて、ミュージカル「レ・ミゼラブル」を鑑賞。休憩時間にフォワイエで偶然友人と出会う。

《5月30日》 ロンドン本番

今日はいよいよ最後の公演。

ロンドンのバービカンは、ドライ(響かないこと)なことで有名だが、これまでビルバオもアルメリアもスーパードライだったので、既にアンサンブルとして経験があったのだろう。
初めてイギリスに来たとは思えない、との大好評を頂いた。

いつもすばらしい合唱に一番大きな拍手、ついで地元ロンドンのロビンとジョアンにもたくさんのブラヴォーが送られた。

以前にもBCJと共演しているキャロリンも今日は客席。たくさんのお客さんにも恵まれ、充実したツアーを無事締めくくることができた。

終演後はもちろん大パーティ。
本当に1ヶ月間お疲れ様でした!

個人的には、ロンドン在住の従姉妹とほぼ8年ぶりに再会できたことも大きな収穫だった。

《5月31日》 出発

シャーロック・ホームズのベーカー街からバスでルートン空港へ、初めてeasyjetを使ってオランダに帰る。

easyjetは座席指定をせず、なんと機内自由席。そして機内サービスもなく、まるで電車のようだ。
なんとパスポート・コントロールすらなかった。
遅刻者を待つこともないので、遅れたりもせず、快適だ。

夕方無事ハーグの自宅に帰り着く。ああわが家っていいなあ!!

2006.05.31 01:51 オランダ, バッハ, 旅行, 演奏会 | | コメント (5) | トラックバック (0)

2006.05.29

EUツアー13日目~18日目

大変ごぶさたしてしまいました!

《5月22日》 ミラノ本番

ミラノのサン・マルコ大聖堂にてバッハのロ短調ミサ曲の演奏会。

荘厳なカトリック教会を埋め尽くした人たちと共有するミサの時間は、単なる演奏を超えて特別だったと思う。

長い身廊の最後に立って、遠い合唱団が歌う「Et incarnatus」を聴いたときは、そのあまりの美しさに涙が出そうだった。

《5月23日》 移動→アムステルダム

アリタリア機にてアムステルダムへ。

到着後フェーネンダールのオーマ・オーパ宅へ向かう。
まるで実家に帰ってきたようだ!

《5月24日》 アムステルダム本番

オランダの誇るコンセルトヘバウでの演奏会。

意外に自分の音がよく聞こえる厳しい舞台だったが、最後はオランダならではの暖かいスタンディング・オベーションに包まれて終わった。

終演後は久しぶりに会えた友人たちとカフェで盛り上がる。お疲れ様でした!!

《5月25日》 休日 in アムステルダム

午前中ハーグの自宅に戻り、スーツケースとおよそ30kgほどの書物を置いて、文字通り肩の荷が降りた。

夕方から夜まではハーレムのカテドラルにてオルガンの練習。
ここ一ヶ月ほど弾いてなかったので、憑かれたようにさらった。
今日の練習時間がなかったら6月の試験はいったいどうなっちゃってたのだろう!!!???

《5月26日》 移動→ハレ

KLM機にてドイツ東部の町ハレへ。明日はいよいよライプツィヒの本番だ。

ちょっと早めに着いたので、ハレの旧市街に出かける。
安くてうまい中部ドイツ料理を堪能して、バッハ・オルガンツアーを思い出す。

その後ヘンデルハウスで楽器コレクションなどを見る。

《5月27日》 ライプツィヒ本番

バッハがカンタータを演奏していたニコライ教会にて演奏。今日は毎年恒例のバッハ・フェスティバルの初日だ。

舞台が狭いため急遽対向配置(普通横に並んでいる1stヴァイオリンと2ndヴァイオリンが向かい合って座ること)になった。さらに管弦楽組曲は立って弾くことにする。

また舞台部分の真ん中に祭壇の柵があって、どうにも動かせないので、通奏低音グループの中でチェンバロ一人柵の外で弾くことに。

他にもいろいろと苦心したセッティングが、最終的に弾きやすかったのか、ニコライの豊かな音響、聴衆の情熱と相まって今までにないすばらしいコンサートとなった。

その結果、演奏後はスペイン以上の大盛り上がり。1600人のお客さんが総立ちで喜んでくれた。最後は演奏者も拍手の花道を通って楽屋へ。こんなうれしいことがあるだろうか!

《5月28日》 ニュルンベルク本番

バスで四時間移動して、わりとすぐにリハーサル。

しかし旧友と再会を果たした僕は、一緒にまずおいしいケーキを食べてから、聖ゼバルト教会に向かった。

この教会は昨日のニコライと違って縦に長い。音響も前後でだいぶ変わってしまうので、昨日ほど簡単ではなさそうだ。

チェンバロは去年のアンスバッハ音楽祭でもお借りしたTucher氏の真っ青に塗られたわりと新しい楽器。ぱりぱりとよく鳴ったことだろう。

ライプツィヒに比べて、お客さんがずいぶんとしーんとして聴いているので最初不安にもなったが、マグニフィカトの最後までたどりついた後、ものすごく喜んでくれていたことがわかった。

終演後南ドイツに典型的な地下のビアホールで乾杯!Zum Wohl!

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2006.05.29 02:43 オランダ, オルガン, バッハ, 教会・礼拝, 料理, 旅行, 演奏会 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.05.22

EUツアー12日目 移動→ミラノ

朝8時半にホテルを出てマラガ空港までバス。
さらに飛行機をローマで乗り継いでミラノまで移動。

・・・のはずが、最初の飛行機が1時間遅れ、さらに誰かが遅れているとかで、機内で出発を待たされること1時間半。

13時25分発のはずが、結局出発は4時前に!

いきなり乗り継ぎを逃すというアクシデントが発生した。

しかし、運よくミラノ行きの次の便に乗り継げ、奇跡的に荷物も全て届いたので一安心。

ミラノの大衆食堂的レストランでパスタを食べてイタリアに来たことを確認して、寝た。

2006.05.22 13:55 旅行 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.05.21

EUツアー11日目 アルメリア本番

もはやスペインでの最後の演奏会を迎えた。

テノールにゲルトがやってきて、いきなり大活躍。

今日のチェンバロは、地元のアマチュア製作家が作ったというなかなか恐ろしい楽器だった。あまりにも基音が鳴らないので、最初4フィート(オクターヴ上が鳴るストップ)かと思ったが、実はそれが8フィートなのだ。
チューニングのa音を弾いても、自分の音に自分で笑ってしまうほど情けない音を出してくる。

もっとも、こういう楽器をうまく鳴らせてこそ本当のプロなので、名器に聴こえるよう精一杯がんばってみた。どんな音も扱いようだ。

しかし、このホールの演奏会シリーズにはレオンハルトのリサイタルも書いてあった。まさかこの楽器で弾いたのだろうか。

日本でいう湘南のようなアルメリアの地ではみんな泳ぎにいってしまうのか、これまであまりクラシック音楽は聴かれてこなかったそうだが、最近啓蒙に力を入れているという。
たしかに、お客さんが多いとは決して言えなかったが、とても暖かい拍手とブラヴォーを送ってくれた。

演奏もやはり回数重ねるごとによくなっていくようだ。
前回からパスピエのテンポを速めにすることになったのだが、それもほどよく落ち着いた感じ。

ティンパニのキャルタンは今日までなので、終演後さっそく袖で乾杯した。

いよいよ次回からは2連続でロ短調ミサ曲だ。気を引き締めて臨みたい。

2006.05.21 05:51 旅行, 演奏会 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2006.05.18

EUツアー10日目 移動→アルメリア

一日飛行機とバスに乗り放題で今度はスペイン最南端の地中海沿いの都市アルメリアに到着。

昨日はやや涼しく、山間のビルバオは少し普通のヨーロッパのようだったが、また夏休みに逆戻りー!という雰囲気だ。
南国のマフィアのような人が空港にいたり、住人までみんなリゾートで遊んでいるような雰囲気。

近くの日本食レストランに行く。まあまあよかったのだが、友人Yくんの頼んだ焼きそばは、茹でそば状態だったからかわいそう・・・。
餃子のタレにバルサミコが入っているのも、さすがスペイン。

2006.05.18 17:47 旅行 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.05.17

EUツアー9日目 ビルバオ本番

マドリッドから飛行機で1時間、スペインの北部バスク地方の都市ビルバオに移動してその日のうちに演奏会。俗に言う乗り打ち。

ビルバオでのお昼ごはんは、地元の人があつまるカフェ・レストランのようなところで日替わりメニュー(Menu del Dia)を食べた。
料理2コースとデザート、飲み物がついて8.55ユーロ。安い!

アルミホイルを巻きつけたかのような外観からぶっ飛んでいるグッゲンハイム現代美術館で、ウォーホルの『150人のマリリン・モンロー』やロシア特別展を鑑賞。

ビルバオの演奏会場ソシエダ・フィラルモニカ Sociedad Filarmonica は大変歴史のある古めかしいシューボックス型コンサート・ホールだ。
建物に入るだけで歴史の匂いがぷんぷんする。

楽屋、通路、舞台裏は過去に出演した演奏家たちの写真館になっていて、ちょっとかび臭いソファの上から天井までびっしり巨匠たちの歴史的写真が並んでいた。
指揮者楽屋にモーリス・ラヴェルがいるのがまず驚きで、以下思い出すままに書くと、ハイフェッツ、コルトー、ティボー、ノーマン、イダ・ヘンデル、ルービンシュタイン、アラウ、カザルス、セゴビア、フルニエ、アバド、アルゲリッチ、アシュケナージ、ブレンデル、ベーム、ヨーヨーマ(20歳ぐらい)、ヒンデミット、ホロヴィッツ、ロストロポーヴィッチ、シゲティ、リヒテル、アーヨ、ピアティゴルスキー、メニューイン、ランパル、ツィンマーマン、イザイ、ミドリ、ズッカーマンなどなどなど。
練習と本番の合間でも見きれないほどの数の写真が並んでいる。

肝心の演奏会のほうについても少し書いておくと、ここの舞台は大変狭く、響きもほとんどないのだが、音が客席までダイレクトに届くため、客席でも舞台にいるかのような臨場感があった。またお客さんもこのフィラルモニカの会員が多く、耳が肥えているという感じを受けた。
舞台上でも自分たちの音がよく聞こえるため、どんどん演奏がよくなっていったように思う。

これまでにない充実感で終わった演奏会だった。

2006.05.17 17:41 旅行, 演奏会 | | コメント (2) | トラックバック (0)

EUツアー8日目 マドリッド本番

マドリッドの由緒ある国立音楽堂にて演奏会。
これまでのホールはどこもサントリー・ホールのようなワイン・ヤード型だ。

われわれのGPと本番の間にスペイン国立交響楽団が練習する、という意味不明なスケジュールのため、今日のリハーサルは昼の1時間のみだった。

しかしかえって引き締まったよい練習ができたので、結果として充実した演奏会だった。やはり首都のお客さんは理解度が高いという感じ。

ワンボウ・スタッカートが散りばめられた第1ヴァイオリンとフルートの掛け合いを、ピッツィカートの弦が伴奏するアルトのアリアは、カンタータ30番の中でも白眉の名曲だ。

このやや長いアリアをロビンが見事に歌い終えたあと、一呼吸おいて聴衆が猛烈に咳き込むのは万国共通。
しかしその中に「シーーッ」と周りを叱りつけるお客さんもたくさんいるのがスペインらしくて面白い。

最後はマニフィカト。ラテン語の歌詞であるばかりでなく、特にカトリック教徒には非常に馴染みのテキストなので、聴衆にはわかりやすいだろう。
これまででも一番の盛り上がりを見せて終わりになった。

前回のスペイン・ツアーは受難続きだったという話だが、今回はソリストもみな調子がよい。
まだまだ3回目の演奏会だから気を引き締めてこのまま行きたいと思う。

では明日は朝八時半出発かつノリウチなのでこのへんで~。

2006.05.17 02:40 旅行, 演奏会 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2006.05.16

EUツアー7日目 束の間のトレド

バレンシアから一路首都マドリッドへ。

美しい景色でかっとばし、工場地帯で徐行するスペインの特急アラリスに4時間揺すられ、マドリッドの中心部にあるアトーチャ駅に着いた。

2003年に爆発テロがあったこの終着駅は、スリが多いことで知られていたが、今や出発と到着が完全に分離され、少なくともプラットホーム上は大変安全な駅だ。

ここから一行と離れ、しばしスペインの古都トレドに寄り道することにした。

最近開通した新幹線AVE(アベ)に乗って30分、トレドには要塞のような円形の旧市街がそっくり残されている。

緑色に曲がりくねるタホ川のはるか上に掛かる石造りのアルカンタラ橋を渡って古い町並みに入ると、あとは石畳を上るのみ。

何しろ7月のように暑いので、サンタ・クルス美術館、ソコドベル広場を通って、夥しい数の美術品が残されているカテドラルが見えてきたときにはもう汗だくになっていた。今回の寄り道のテーマであるエル・グレコの作品をいくつも見る。

その後サント・トメ教会の「オルガス伯の埋葬」(グレコ)、エル・グレコの家と行脚し、高台からの絶景を眺めて、終電でマドリッドに戻る。

トレドでグレコと過ごした半日は、16世紀の大航海時代にタイム・スリップしたかのような思い出になった。

2006.05.16 02:08 旅行 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.05.15

EUツアー6日目 バレンシア本番

相変わらずの陽気。

昨日スペイン語を「苦」使して電話で注文した電車の券を駅で受け取る。
明日は古都トレドへ行くのだ。

その後一日歩き回る。

美術館近くの横断歩道で、トランペット奏者グレアム・ニコルソンに遭遇した。別なプロジェクトでバレンシアの地まで来ているとのこと。演奏会にも来てくれた。

そしてツアー2度目の演奏会はややドライな印象の Palau de la Musica にて夜8時15分から。ホテルが近いので、リハーサル後部屋で着替えて会場へ向かう。

ちなみに会場までのロータリーにある岡本太郎のような爆発的彫刻は、通るたびに気になる。

さて階段を上がって舞台に出ると、空調が悪いのか、満員の会場がことさらに熱気でムンムンしている。

三宮氏の温度計によると、舞台上の温度は最後は29℃近くまで上がっていたそうで、さすがにお客さんも途中つらそうだったが、マニフィカトの最後には元気な大喝采を送ってくれた。

2006.05.15 01:20 旅行, 演奏会 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2006.05.14

EUツアー5日目 バレンシアの休日

雲ひとつないバレンシアで休日を過ごす。

しぼりたてバレンシアオレンジ、ジューシーなオリーブ、肉厚の赤ピーマン、誰かさんがずっと「イベリ子豚」だと思っていたイベリコ豚、そして本場のパエーリャを満喫。
食後に「un cafe, por favor」と言うと濃いエスプレッソが出てくるのが、コーヒー好きにはたまらなくうれしい。

今日は一年に一度のお祭りだった。

おみこしに乗ったマリア像を、聖なんとか教会から隣のカテドラルに移す日だ。
広場にごった返す人ごみを乗り越えて、負けじとマリア様のすそに触れる。ご利益はあるだろうか。

カテドラルではミサがなかったので、小さいながらも豪華絢爛な近くの聖・・・なんとか教会にてミサに参列した。

美しいマリア像をいくつも見て、明日のマニフィカトへの準備万端!

2006.05.14 01:07 旅行 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2006.05.13

EUツアー4日目 移動→バレンシア

バレンシアまでバスで移動~。4時間、322km。
一気に首が凝る。

途中スペインらしい景色をいろいろと見る。
スペインは茶色がきれいだ。
がけのふもとにあって、岩も屋根も壁も何もかも茶色しかない町もあるし、町と町の間では、明るい茶色の土と緑のコントラストが独特だ。

最後に一眠りすると地中海沿いの都市バレンシア。
湿気のある空気、陽気な人々。

スペインの夜は9時過ぎから始まる。
レストランが開く8時半ごろ、まだ日があって、がらがらの通りは、どんどん人が増えてゆく。バンドネオンやクラリネットが音楽を奏で、日付が変わってもお祭り騒ぎ。

誰もが「夜」という時間をめいっぱい楽しんでいるようだ。

2006.05.13 01:08 旅行 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.05.12

EUツアー3日目 サラゴサ本番

今日はサラゴサにてツアー初公演!

ほぼ満席の会場へ一歩足を踏み入れたとたん襲ってきたのは猛烈な香水の香り。鼻がもげる。これがスペインというものか!

舞台上のわれわれも驚きのあまり元気になったのか、初回ながらリラックスした気持ちのいい演奏会だった。移動の翌日がリハーサルのみで、ゆっくり休めたのもよかったのだろう。

2006.05.12 01:00 旅行, 演奏会 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.05.11

EUツアー2日目 サラゴサ観光

スペイン北部アラゴン州の州都サラゴサにて観光と練習。

朝食終了2分前に滑り込み、いろんな人に保湿ティッシューをいただく。もう鼻は真っ赤や~。

午後、サラゴサのピラル広場にそびえたつバジリカを見学に行った。豪華絢爛な内装。中でもみんなが撫でていくのでつるつるになっているイエス・キリスト像の足は印象的。

昼ごはんはパエリアとソパ・デ・アホ(にんにくスープ)。
La cuenta por favor!(お会計をお願いします!)

午後4時半からは練習。ソリストも揃って、和気あいあいと進む。ホールは全体にオレンジ色っぽい1993人収容の大ホール。ミューザ川崎に似ているとのこと。豊かな響きで、とても快適な舞台。

夜は四谷のイグナチオ教会の神父さんイージと一緒にホテルでいただく。今バルセロナに戻ってこられていて、明日の演奏会にも来てくださるそうだ。
イージは本当にすばらしい人で、日本語で冗談ばかり言っている。冗談は大事!笑わないとね。

Buenas noches!

2006.05.11 13:41 旅行 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.05.10

EUツアー初日 飛行機三昧

前回の自転車旅行の続きがまだなのですが、今日から20日間にわたるBCJのヨーロッパ・ツアーなので、まずはこちらのレポートを載せようと思います。

気負うと頓挫するので、シンプルに毎日数行ずつ書いていければ、と思います。

なんとか挫折せずに最後まで書けるかどうか・・・。応援よろしくお願いします!

<<5月10日>>

(時間は現地時間)

9時半 成田空港集合。少々風邪気味のためマスクを装着。そのままパスポート・コントロールを通ろうとして叱られる。

11時半 全日空機にてフランクフルトへ出発。機内食旨い。相変わらず乾燥してヒリヒリ。

16時半 フランクフルト到着・・・の予定が、ゲートが開かず50分まで待たされる。次の乗り継ぎまで40分しかない!!! ・・のに検疫で見せしめにいろいろチェックされる。これもマスクしていたせいか。。。

17時半 バルセロナへ出発。小さいルフトハンザの革っぽいシートが好き。 19時すぎ バルセロナ到着。初スペイン!! さっそくお水を買って「tres euros」「Gracias」と基本会話。

ここで早速アクシデント発生!メンバーのスーツケース8個がフランクフルトに置き去りになっていたことが判明。。時間がなかったせいだろう。

20時半 バス2台でサラゴサへ出発。300km。遠い。ETC搭載だ。バスの運転手は潔癖症で、車内で物を食うなという。

22時半 高速のサービスエリアでサンドイッチ休憩。長い長いバゲットにオリーブオイルがこぼれるほど塗られたチーズサンド&ハムサンド。

0時40分 ようやくサラゴサのホテル到着。無線LAN漏れてたのはラッキー!

ほぼ24時間の旅でした。おやすみなさい~zzz

2006.05.10 02:34 旅行 | | コメント (2) | トラックバック (0)